書類へ簡単に電子署名ができる「HelloSign」

書類へ簡単に電子署名ができる拡張機能「HelloSign」

パソコンで書類を作ることも多い昨今、署名だけはやっぱりアナログじゃなきゃいけなくて面倒…なんて思った方も多いのではないでしょうか?

近年のテクノロジーのめまぐるしい発展は、紙の書類に署名する行為を、いまだかつてないほど面倒なものに感じさせてくれるようになりました。メールなどで送られて来た文書をプリントアウトし、署名し、それをまたスキャンしてメールする…という行為は、この上なく非効率のようにも思えます。

そんな手間を省きたいという方にオススメなのが拡張機能「HelloSign」。

HelloSignならGmailに送られて来た書類に電子署名を簡単に追加できるので、メールの受信箱から移動することなくサインを終えられるのです。Gmail内ですべて解決できるHelloSignは、これまで見て来た数あるアプリの中でも、最もシンプルな電子署名アプリです。HelloSignの設定を行った後、PDFファイルが添付されたメールを受け取ると「Sign」というオプションが新たに追加されます。GmailとHelloSignの関連付けを行うと、自分のサインの画像をアップロード可能。またはアプリ内で署名を行い、それを保存することができます。

一度登録してしまえば今後の書類には同じサインを使えます。あとは必要な情報を追加したらメールで送り返すだけ。どのような感じで使えるのかを見てみたい方は記事冒頭の動画をどうぞ。

その他、これまでに紹介したChromeの拡張機能まとめはこちらより。

HelloSign

Whitson Gordon (原文/訳:まいるす・ゑびす)

 

 

「Hello sign」の使い方

STEP1:「Hello sign」を追加

Googleドキュメントの「文書」を開き、「アドオンを取得」からアドオンの一覧画面を開きます。「Hello sign」を見つけたら、「+無料」のボタンをクリックして追加しましょう。

 

STEP2:サインを作る

メニューバーの「アドオン」から「Hello sign」を選択して「Sign Document」をクリックすると、サイドバーが出現します。サイドバーの「Just me」をクリックすると「Draw new signature」というボタンが表示されるので、クリックしましょう。

すると、サインを入力する画面が出現します。ここに、自由に署名を記入します。

 

STEP3:サインを挿入する

サインを作ったら「Continue」をクリックすると、サイドバーに作った署名が表示されます。それをドラッグするだけで、簡単に本文に署名を挿入できました!

 

みんなに「Hello sign」署名を作ってもらった

やっぱり英語がかっこいい

日本人でも、サインするならやっぱり英語がかっこいいですよね。女の子でも、こんなにシュッとしたサインが書けます。よく見ると「i」の点がハートになっているのが可愛らしいですね!

トラックパッドで

トラックパッドで書いていただきました!トラックパッドはちょっと大変なようです。ペンタブを使うともっと手軽に書けますね!

女子はさりげなくワンポイント

マウスで書いたとは思えない、おしゃれなサインです。こちらもさりげないハート入り。ハートはマウスでも簡単に書けるし、女性はぜひサインに取り入れてみてはいかがでしょうか?

誰!?

インパクト抜群です。どせいさんは、ゆるキャラですね。ひらがなって、実はマウスで書くと結構味が出るのではないでしょうか。

漢字のインパクト

「電波」そして電波塔の絵です。「電波」という文字、なかなか強めですね。しかし、電波塔の絵が可愛いので、いかついだけで終わっていないのが素敵です。

 

色々な使い方があるサインの重要性!

Hello signの署名は、ビジネスにも勉強にも遊びにも活用できる場がたくさんありそうです。「署名なんて使わないしなあ」という方も、インストールしてみると思わぬ使い道を発見できるかも!

(image by amanaimages)

 


 

最新ニュース(追記2017/06/14)

紙へのサインを不要にする電子署名プラットフォームのHelloSignが1600万ドルを調達

電子署名プラットフォームのHelloSignは、Foundry GroupとZach Coeliusの主導する1600万ドルの資金調達ラウンドを発表した。Greylock Partners、US Venture Partners、そしてTien Tzuoも参加している。

2010年以来サンフランシスコを拠点としてきた同社は、外部資金をほとんど調達して来なかったため、今回の調達をシリーズBと呼んでいる。COOであるWhitney Bouckは、ビジネスのキャッシュフローはプラスであり、これは「私たちには本来は必要がなかったラウンドだ」と強調した。とはいえ彼らは、この機会にFoundry GroupのRyan McIntyreが取締役会に参加することを歓迎している。

競合相手であるDocusignとAdobe Signは、サブスクリプションベースで5万5000社にサービスを提供している。彼らは、基本機能を無料で利用する消費者を含む、プラットフォームの利用者が700万人を超えているものと推定している。

「フリーミアム製品」は「参入障壁をとても低くしてくれます」と、CEOのJoseph WallaはTechCrunchに語った。「誰でも月に3つまでの文書に無料で利用することができます」彼はBoxやDropboxが提供する体験と比較しながら語った。

ドキュメントの署名と共有に加えて、彼らは最近、PDFフォームを編集しやすいデジタルファイルに変換するHelloWorksを導入した。

「APIは私たちが本当に注力している点です」とBouck。彼女は「電子署名の世界のTwilioまたはStripe」(どちらもAPIを使ったプラットフォーム提供会社)になりたいと語った。

Foundry GroupのRyan McIntyreは彼らがHelloSignに投資した理由をこう語る「彼らは小さなチームで大きな仕事を成し遂げることができました、そこが私たちにとって最大のビジネスチャンスと映ったのです。私たちは、電子署名の市場が急速に成長するポジションにあって、その中でHelloSignが優位な立場にあることは明らかだと信じています。彼らは敏捷で、野心的で、驚くほど革新的なのです」。

[ 原文へ ]
(翻訳:Sako)

 


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